5. フィールドノート
夜頃に子供向けの遊具がある場所で
30分程の行動観察をしました。
その際に記録したフィールドノートを
以下にまとめました。
①高校〜大学生の女子集団
⚪︎幼児用の小さなイスに座る:5人
イスが足りずに立っている:3人
⚪︎集団でいるにも拘らず、しゃべらずに
各々スマホに集中している。
→・スマホで話の種を探している?
・話をすることが目的ではなく
ただ一緒にいることに意味がある?
〈感想〉
女子は集団だと周りの目を
気にせずにいられるのではないか?
→× 同じ年齢層の女子集団が
遊具で遊ばずに通り過ぎる。1人が
「人目を気にするタイプ」だと言って
他の人も一緒に去る。
② 母親
⚪︎子供が遊んでいる様子を撮るため
スマホを構えて見守る。
⚪︎子供に引っ張られるがまま一緒に遊ぶ
→嫌がっている様子は見受けられない。
⚪︎走り回る子供を見守る。
1. 子供が追いかけっこを始める。
(追う側:6歳ほどの姉/
追われる側:2,3歳ほどの弟)
2. 弟がこける。→泣くのではなく、笑顔
3. 弟が自力で立ち上がるまで待っている。
4. 名前を呼んで注意をする。
→周りに迷惑がかかる、または
子供に危険が及ぶと判断するまで
したいようにさせている印象でした。
5. 姉弟ともに追いかけっこをやめる。
〈感想〉
子供を注意をする時には「やめなさい」
などの注意の言葉そのものを
発するのではなく、名前を呼んで
察しさせる傾向にありました。
③ 子供
⚪︎遊具の遊び方が分からずに躊躇する子供
1. 母親が1回遊んで見せる。
2. 真似をして遊び始める。
3. 遊んでいる時は常に笑顔でいる。
4. 上手くできたら「これ見て!」と
母親が注目するまで言い続ける。
5. 段々と、独自の遊び方をし始める。
6. 親が帰ろうとしているが、
遊びに夢中で付いて行こうとしない。
〈感想〉
・子供は何かを達成すると
他人に見せたがり
その瞬間が1番無邪気でした。
・子供は大人よりも吸収がはやい?
・子供が没頭していることを
中断してはダメで、飽きるまで
待つことが大切だと思いました。
〈全体の感想〉
今までの行動観察での反省点を意識して
フィールドワークを行ったのですが
まだ対象の細かな動作や表情などの情報を
見逃してしまいがちだと思いました。
更に「何を記録すべきか」の判断が
難しく、経験を積む必要性を感じました。